2006年04月21日

ワンセグ補足とか。

 ワンセグがなんだかわからなかったのでいろいろ調べていたのだが、なんだか
妙な流れがたくさんあるようだ。
・CCIはワンセグもコピーワンス。地デジの方ももめているようだ:
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050729/soumu1.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051222/soumu1.htm
(2004年4月5日より本格導入、メーカー側はJEITAから見直し提案が行われたが、NHKなど放送事業者側がゴネている)
・「Cプロファイルリンクコンテンツ」でもWebに飛べる。URL制限を行う場合の不整合、また放送と通信のエリアが同一でないことからの不整合。
・一生懸命、放送と通信の融合とか、いや融合ではなく連携とか言っている(言葉遊びしてる場合なのか?)が、結局みんな儲けたいだけ

などなど…

月並みな話だが覚え書きとしてまとめておきたい。

 大真面目で「放送はライフラインであり、災害時の情報発信なども含めて公益事業としての側面が強い免許事業。善悪の判断のつかない子供に清濁混合のコンテンツを垂れ流しているネットとは違う」「地域再送信が認められれば、地方局の存在によって成り立っている情報の多様性が失われる」などと言い切ってしまう人がいる。おじいさんならまだしも、これがシンクタンクや広告業界人だったりするのが始末に負えない。この人たちは、
・スポンサーや代理店の意向そのままのドラマやバラエティ(これをおもしろがる多数の人がいることは了解事項)、それ以上にニュースの選択もスポンサーに縛られているという事実
・阪神大震災で「温泉のようです」とレポートした筑紫哲也ほか、ニュース界隈にすらまともな人間がいない現状
・CMスキップはもちろん、アナログビデオ録画にすら対応していないビデオリサーチ社の数字を神と崇める愚かさ
・最近の事故や地震での速報性ではインターネットや PHSなどがマスコミを圧倒しているし、そもそも放送の中継は IP網を使っていたりする現実
などに関してどう思っているんだろうか。

 地方局というのは、「訪れた観光客」が「舌鼓を打っていました」というような毒にも薬にもならないホームビデオ状のものを作るところである、というのが一般人の認識であろう。記者クラブや製品発表などで提灯記事を書き、権威側の発表は鵜呑みにし、栄村の実験は見捨て、自分以外の不祥事を騒ぎ立てるというマスコミが自ら公益事業とは、へそが茶をわかす言い草だ。

 総務省でいろいろやっているが、あの無法者、孫くんが立派に見えるぐらいだ。

 電通が「CMビジネスモデルは大丈夫」と必死(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/20/news089.htmlなど)だ。 彼らはいろいろな団体(国!?)がうしろについているから大丈夫だと思っていたが、この姿勢は最近のレコード業界やJASRACの見苦しさに通じるものがある。まぁ、表現者の才能がない人(業界)はピンハネの世界でしか生きられないので必死なのだというだけの話、当然と言えば当然だ。ただ、CM市場というのは日本で2兆円、アメリカでは8兆円とのこと(全広告産業であればそれぞれ約2.5倍)。本気になればまだまだお金は取れるということである。








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2006年04月17日

地デジ、ワンセグ、H.264、…

2006年4月1日に本放送を開始したからか、ワンセグワンセグうるさいようだ。我が家には14インチのテレビデオ(しかもフナイ製)があるぐらいで、親概念である地デジすらおぼろげな遠景のごとく実感がない。

(そういえば地上"波"デジタルだったのが、いつの間に地上デジタルになったの? なんか地面を這ってやってくるみたいで不気味です)

ちょっと調べようと思ったが、その前にとりあえず一般人から見た放送業界の眺めをまとめてみよう。

0. 1990年家電業界:
 家電儲からねぇなぁ。だいたい、もうテレビとか洗濯機とか、そんなに売れねぇじゃん。その上アナログハイビジョンはNHKにだまされたよなぁ。ガンガン作って余っちゃった横長ブラウン管をどうしようか頭抱えたけど、あれは普通の4:3放送をびよーんと伸ばして「ワイドテレビです」とか言ってみたらみんなコロっと騙されたからよかったものの、メディアへの金がもうちょっとでも足りなかったらヤバかったよな。出演者がみんなデブになるテレビなんか売れるわけないと思ってた(笑)けど、さすがプロの広告屋は違うわな。 
 それにしても、ちょっとひねったもの出してもすぐ韓国や中国にマネされて利益出ねぇし、それで特許戦略とか言ってみても末端社員はロクでもねぇ特許でケンカすることだと思ってるし、困ったもんだ。もっともこれは煽ってるエセ実業家も悪いんだけど。プレジデントとかありがたがってる手合いのね。それはそれとして、なんか無ぇのかよ、ネタは。
 お、アメリカではデジタル化をマジでやるみたいだね。なるほどアナログ止めちゃえばデジタル放送波のチューナが何億台も売れるもんな。これ日本でもやってもらおう。

1. 2000年日本家電業界:
 マジでやってくれそうだ。ま、あんだけ金積みゃあな。うちの会社も、次世代ディスクや平面ディスプレイで先行きゴーゴーに見えてそうでもねぇから、地デジでなんとかしてもらわねぇとな。BSデジタルや110はどう見ても失敗しそうだから開発抑えたけど、そろそろマジヤバいってんで地デジには突っ込んでるからな。

2. 2000年携帯電話業界:
 TV電話なんて使うわけないのに開発してんのは、将来動画ストリーミングでパケット代儲けたいからに決まってんじゃん! 放送なんかされたら誰が儲けるんだよ! 

3. (?)年コンテンツホルダ
 えー。伝送路? なにソレ? なんでもいーよー? 次世代ディスク? デジタル放送? 配信? え? え? (ぶくぶくぶく)

4. 2005年日本家電業界:
 なんなんだこのデータ放送仕様は(笑)。おかげでソフト開発費の見通しがめちゃくちゃだよ! ただ停波は停波だからな、もうちょっとの辛抱だ。停波ってのがイメージ悪いからって「アナログ放送終了」だなんて、D-Paも細かいところまでよくやってくれるよ(笑)。

−−

 そんなこんなで地デジらしい。で、6MHzの刻み(VHF/UHFとも、白黒時代から延々と続いてきた割り振り)を生かすにあたって、それを単に周波数軸方向に 14等分して右端をガードバンド(使用せず)とし、残りの13"セグメント"を使用。 中心の1つを使ってショボい放送をすることを可能にし、それをモバイル用として使う方法がワンセグということのようだ。
 日本はアメリカに比べてケーブルが発達しないこともあって、UHF局は結構たくさんあるらしい。VHFはハナから無理なので地デジは UHFに入れるとしても、本放送のチャンネルをそのまま確保することはできなかったので、既存局を移し変えたりしないといけなかった。なんか場当たり的ですね。
 どうせならということでデータも送っている。ここで何か汎用のものを使えばいいのに、さすが日本。BMLという XMLサブセットの特殊言語を使っている。この結果、BMLエディタというものははきわめて高価なもの(数百万円)になっているらしい。仕様はARIB STD-B24 "デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式"に述べられている。既存の規格ではなく、しかし家電メーカーが採用するチップ能力の最大公約数的な仕様を新規に作るということでARIBも苦労したらしく、なかなか味わい深いもののようだ。たとえば
・動画プレーン、動画静止画切り替えプレーン、字幕プレーンなどがあるが、一部プレーンはピクセル数が1/4だったり、図形の重なりが禁止(重なった部分のプレゼンテーションは不定)だったりする
・静止画領域の形状が細かく定められている(曲線は使えない、矩形領域も5以上は禁止、など)
・使えるファイルフォーマットが非常に狭く定義されている
・コードは EUC

 また、ワンセグを含めた運用規定としてARIB TR-B14 "地上デジタルテレビジョン放送運用規定"があり、ここにワンセグ用のCプロファイルというものがあるようだ。
・コードは Shift-JIS
・NVRAMは12局×24KB(県境とか越えるとどうなる?)
・映像とデータ放送はいかなる時も両方同時に提示されることが推奨されるし、番組と直接関係していないコンテンツの場合はそのデータだけが表示されることが望ましいとのこと(テレビばかりみられてもパケ代が稼げない携帯キャリアが「テレビからのシームレスな連携でいつのまにかパケ代」を狙っていたことへの牽制か?)

 だんだん香ばしくなってきました。 正確には、

■ データ放送コンテンツ:データ放送そのもの、パケ代は当然かからない
■ Cプロファイルリンクコンテンツ:データ放送に関連した「Cプロファイルデータ放送ブラウザで放送コンテンツと同時に提示されることを想定したコンテンツ」(自己言及定義!?)
 データ放送そのものから「launchDocument("http://www.hoge.jp/a.bml")」や「<a href="http://www.hoge.jp/a.bml">」で最初に飛ばされたベースドメインにいる間、またそこから X_DPA_launchDocWithLink()によって遷移したベースドメインにいる間をリンク状態と言う。リンク状態の外に<a href="">などで出ようとするとエラーとなり、スタートアップ文書(データカルーセルESの中でcomponent_tagが0x80であるエントリーコンポーネント内にあるstartup.bml)に飛ばされる。ちなみにリンクコンテンツからデータ放送コンテンツにはlaunchDocument("arib-dc://-1.-1.-1/80/0000/startup.bml","cut)などとして戻る。256KBまで、他のBMLへのリンクが終了コマンドを記述。
 つまり、パケ代がかかることもかからないこともあるが、その区別はユーザーに対する「通信費がかかります」的なポップアップ画面などで判断するしかない。
 ARIBは「外の」サイトと映像との同時表示は妙に嫌がっているが、実際には映像のみのモードになる携帯端末もワンセグを見ながらメール操作ができる携帯端末もある。そりゃそうよね。
■ Cプロファイル非リンク通信コンテンツ:「Cプロファイルデータ放送ブラウザで放送コンテンツと別に表示するコンテンツ」
通信事業者仕様通信コンテンツ:iモードやEZwebなど
 これらにはX_DPA_startRegidentApp()で遷移。ただし、放送と同時に表示しないという原則に則っていれば、別にデータ放送ブラウザで表示させてもいい。

ということ、かな。

 ちょっと戻って、全体的なこと。映像はMPEG-4 Part10 AVC(H.264)でARIBにはいろいろなレベルのガイドラインがあるようだが、実際には320x180(16:9)x15fpsで200kbpsぐらい。音声はMPEG-2 AAC SBRであり、システムはMPEG-2 TS。これを、他の12セグメントと共にRemuxしてOFDMで5617本/6M(432本/セグ)の(16QAM|QPSK)を伝送するようだ。

 2008年には地デジ免許更新があるが、それまでは現状の免許基準の解釈によりワンセグは本放送と同じサイマルであるということだ。それ以降に独自番組が(作るか|受けるか)は未知数。現状、パケ代もあまり儲からないため、視聴者側にくらべて事業者側は盛り上がりに欠けるようだ。








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ものすごい時期の逸し方だが、
http://satoshi.blogs.com/life/2005/10/post_5.html
というのを見かけたので、トラックバックさせていただく。 
posted by akko at 20:56| Comment(15) | TrackBack(1) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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