2006年06月29日

musicgremlin、WMDRM10、Portable Device

知り合いが出張帰りにおもしろいものを買ってきた。おもしろいけどちょっと…という、私好みの製品だ(笑)。二日間限定でお借りしたので、遊んでみよう。

 musicgremlin ← 本家サイトをご覧いただきたい。

Amazon.comで売っているが、今日現在、US以外からは購入できない。もちろんコンテンツプロバイダとの契約にも絡んでいるのだろう。

起動してみる。トホホなキャラクタがいい味を出している。基本的にはWMDRM10-MTPミュージックプレイヤ(Portable Device)+WiFi(WMDRM10クライアント)+自社eコマースサイト。サブスクリプションとアラカルトで曲を購入でき、おまけとしては「どこにいるかわからない知らない人のプレイリストからの曲ダウンロードやBuddyの設定・デバイス同士のAd-Hoc通信での交換・FMラジオ・WiFiオフでのUSBチャージ」など。

mg_boot0.jpg

▲これがmusicgremlin君。

外観は、東芝や韓国メーカーを始め世界中がiPodのマネッコをしている流れ:「ちょっと似てるけどどうもカッコ悪い」を踏襲している。正面に十字キーがあるのに、側面にFF/RW・Play/Pause・Volume Up/Downを付けてしまう辺り、なかなかである。

ガワだけでなく中のGUIもかなり混乱しており、正直「台湾メーカーがヤッツケで作ったボードのリファレンスデザインソフトウェア」レベル。そういえばWiFiにつながった途端にFirmwareを勝手にダウンロードしていたが、購入時とそのソフトとはメニュー構造からして違っていたような気がする。バグフィックスとかいう問題じゃないのね。ちなみにmac-address ouiは00-80-3Fで、台湾のTATUNG COMPANY(大同公司)が製造に関わっているらしいことがわかる。

mg_playdown0.jpg

▲Play画面。下のアイコンは左から、Play/Pause・電波状態・ダウンロード中1ファイル・Mailbox(非表示中;ダウンロード失敗などのサーバからのメッセージが届くと、封筒アイコンが表示される)・Community・電池充電中、を表す。

曲をサブスクリプションまたはアラカルトで購入させるビジネスなので、買ってきたばかりの本体は、ネットワーク的にアクティベイトしないと使えない。クレジットカード番号を登録するわけだが、方法として「1)カード番号や個人情報を電話で伝えてアクティベイションコードを得、それを本体に入力」「2)カード番号や個人情報をWebで入力してアクティベイションコードを得、それを本体に入力」「3)本体でちまちま全情報を入力してそのまま送信」という3つが用意されている。3)の場合、情報は本体に残らないようであり、WiFiが繋がったときはサーバとの間でGremlinIDを使った認証が行われると考えられる。

mg_serviceplan0.jpg

▲本体で登録 ― サービスプランを選択。

mg_registered0.jpg

▲本体で登録 ― 登録成功。

mg_activate0.jpg

▲Webで登録 ― 表示されたActivation Codeをmusicgremlinデバイスに入力。

マイクもLine Inもあるが録音はできない。WiFi経由でそのうちアップデート対応するのだろう。Firmwareのバージョンは「Settings > About MG」のSoftware Versionで確認できるが、その2行下にある「DB version」というのも時々アップデートされるようだ。これはサーチの項目らしく、つまりArtistsやTracks、Albumsなどでサーチ(しかもincremental search)を本体でやる場合に、その都度通信が発生してはたまらないので、ローカルに持っておくということだろう。

Web上で曲の管理ができる=Web上でアカウントを作る、ということになるが、3)の場合はその後デバイスの情報とWebアカウントを結び付けなければならない。ここでGremlinIDと(すでに本体からも送信している)住所のZip Code、そして"Device Security Code"の入力が求められる。最後のものはデバイス上の"PIN Code"と同じと考えられるが、設定したPIN Codeはすぐにサーバへ送られるわけではなく、しかもWeb側でのデフォルトは0000でいいようだ。すなわち、本体で変更しておいたPIN Codeは効かないことがあるようだ。ここらへんも、なんだかなーという感じ。

"Device Security Code"
"Security Code"
"Device Security PIN Code"
"PIN Code"は全て同じものを指す。


USBを繋いでも wizardが立ち上がり、結局 driverが見つからないことがあるようだ(%winroot%\System32\Drivers\wpdusb.sysがないなど)。その場合
  WindowsMedia-KB891122-x86-JPN.exe
をMicrosoftのサイトからインストールすることで繋がるようになる。

mg_wifiusb0.jpg

▲WiFiとUSBとは同時利用できない。


繋がるとPCのローカルのトップに「オーディオデバイス」カテゴリが現れ、種類:ポータブルメディアデバイスとして MusicGremlinがマウントされる。デバイスを右クリックすると「形式…」などという選択肢が現れるが、それを選ぶとフォーマットに対する警告が現れる。fotmat―(直訳)→形式、か。フォーマットするとMusicGremlinのシステムも消えてしまい、再起不能になるのかな? 試す勇気は無い。いずれにせよ、Windows側でのMTPデバイスの扱い自体も、まだこなれていない印象。

mg_wifiscan0.jpg

▲野良アクセスポイントスキャナとしても使える。アイコンは上から、WEP解除接続中・WEP・プロテクトなし・WEP解除ローミング・WPA(解除不可)。


スペック
MG-1000
2' color LCD (220x176 pixel)
8GB 1.8' HDD
WiFi 802.11b WEP対応 WPA非対応(ソフトウェアアップデートで対応か?)
FM 88.10〜107.90MHz
Line In端子と内蔵マイクはあるが、使えない(ソフトウェアアップデートで対応か?)
USB 2.0 MTP
DC5V 3A
103mm x 62mm x 19.5mm・120g

NetChip NET2272
 16/8-bit Hi-Speed USB 2.0 Local Bus Device Controller
Intel F160C3BD
 3 Volt Intel(R) Advanced+ Boot Block Flash Memory
Intel PXA255
 Intel(R) Xscale PXA255 Processor
Wolfson Microelectronics WM9711
 Low Power Audio Codec for Portable Applications
Philips T1211
 TEA1211 High efficiency auto-up/down DC/DC converter
SAMSUNG K4S563233F
 2M x 32Bit x 4 Banks Mobile SDRAM in 90FBGA
NIIGATA SEIMITSU NS953M-13
 I2C FM Tuner Module
(WiFi)
 不明、20mm x 20.5mmぐらいのシールド
SEAGATE 8GB ST1.2 Drive
 1.2' 8GB ATA HDD


Software Version pr020148 メニュー構造

+ My Music + Recent Downloads
      + Playlists
      + Artists
      + Tracks
      + Albums
      + Gremlists
      + Current Playlist
+ Get New Music + Search Artists
        + Search Tracks
        + Search Albums
        + Search Genres
        + Search MG Gremlists
+ Community
+ FM Radio
+ Download Manager
+ Get Connected to Wi-Fi
+ Mailbox
+ Audio Help Guide + Welcome to MusicGremlin
          + Menu Buttons
          + Side Buttons
          + Registering Your Product
          + Subscription vs. Purchasing
          + Playing Music and Other Options
          + Connecting to Wi-Fi
          + Searching for New Music an Downloading
          + The Download Manager
          + What is the Mailbox?
          + Community and Music Sharing
          + Creating Playlists on Your Player
          + Gremlists - Get Music Sent to You!
          + Ad Hoc Wi-Fi Mode
          + Transfers to/from Your PC
          + Using the MG Website
          + Quick Tips: Best Power Use
          + Quick Tips: Wi-Fi
          + Quick Tips: Searching and Downloading Music
          + Software Updates
          + Troubleshooting Wi-Fi
+ Settings + Shuffle On/Off
      + Adjust Time of Day
      + Wi-Fi On/Off (Save Power)
      + Preferred Wi-Fi Networks
      + Show My IP Address
      + Memory Check
      + Show GremlinID
      + Enter PIN Code
      + Activate Device / Register
      + About MG
      + Restore Factory Defaults
      + Report Device Data to MG


Audio Help Guideは親切。Restore Factory Defaultsを実行すると、購入・ダウンロードした曲は全て消えてしまう(Guideの音声やWiFiのアクセスポイント設定は消えない)。いろいろやっていたら時計が−1年12月31日になってしまい焦ったが、Factory Defaultsに戻してから再度アクティベイトし、しばらくしたら自動的に時間が設定されて再度聞けるようになった。なお、WMDRM10的に保護されたバックアップファイル(エクスプローラでmusicgremlinからコピーしただけ)をmusicgremlinに書き戻す際には、「デジタルライセンスで保護されています」という警告が現れる。PC上のWMPで一旦少しでも再生すれば、Web越しにライセンスを取りに行くので、その後なら書き戻せる。

Power Buttonを下に2秒ぐらいずらすことで電源を on/offするが、Onの時に6秒ぐらいホールドして離すとpowering offと出て(スリープではなく)完全に電源が落ちるようだ。ここで[up]キーを押しながらonすると、manufacture modeで起動する。[down]キーだとHDDチェックを数秒行うようだ。

mg_poweroff0.jpg

▲Powering Off。


mg_manufacture0.jpg

▲製造時に使うと思われる各種チェックモード。


ところで、本体下中央(USBコネクタのすぐ下)にリセットの穴がある。同じぐらいの穴が本体上部左(ヘッドフォンコネクタの横)にあるが、こちらはマイクらしい。ダイヤフラムをクリップで突き破らないよう注意しましょう(笑)。





[MTP]
USB経由でファイルをセキュアにやりとりするためのしくみ。Microsoftとしてはポータブルプレイヤを、マスストレージクラス(MSS)上で扱うのではなくこのプロトコルにしていきたいようだ。PlaysForSureの要件もこちらに統一される見込み。

[ポータブルデバイス]
PD。iPodを除くとあまり盛り上がっていない、一連のプレイヤ。WMDRM10の時限ライセンスに対応させるため、セキュアなクロックが必須と考えられる(時計を戻せばライセンス切れを回避できてしまうから)。通信機能が付いていない場合は、ライセンスサーバからのライセンスをホスト経由で受け取るしかない(ILA;Indirect License Acquisition)が、musicgremlinの場合はそれに加えてDLA(Direct License Acquisition)にも対応しているということになる。



WMDRM Portable Device Network Device Cardea Janus
posted by akko at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

Skype、Fax、電話

NTT固定電話を廃止しようと考えた。2006年現在、私の家ではもはや

○ ふざけた会社がそのサービス申し込み時などに「携帯電話ではなく固定電話の番号をお書きください」と言った場合に番号を記入する時

○ Faxを送る時

ぐらいしか使わない。しかも数ヶ月に1コールぐらいか。

Skypeは日常的に使っているので、SkypeInで日本で050番号が取れるようになった2006年2月からこっち、移行の検討が可能になっていたのだが、なんやかんやで調べていなかったので調べてみる。

ポイントは一つ。上の「ふざけた会社」のことはとりあえず置いておこう。

● Faxは使えるのか?



その前に、まずSkypeとは何か。

KaZaaという人気P2Pファイル交換プログラムを作ったNiklas ZennstromとJanus Friisが、同じP2Pのしくみを通話に応用したものが始まり。2002年創業、所在地はルクセンブルグ。2005年9月、eBayによって26億米ドルで買収された。

ユーザーはSkype Nameで識別され、音声の配信は「Super Node」となったSkypeソフトによってP2P中継される。アカウントを管理する Login Server以外は明示的なサーバーはなく、Skypeソフトの入ったPCの一部の群が「Super Node」という連携的なサーバーとして働くようだ。CPUや回線の余裕・グローバルIPアドレスなどの条件をSkypeソフトが見て、動的にSuper Nodeが割り当てられるらしい(これだと、太い回線を従量で契約している場合には「自分に関係ない通信にお金を払う」可能性があるという、P2P転送全般の課題がある−「Super Nodeにならないようにする」という契約が成り立つかもしれない)。Super Nodeは、配下にあるいくつかのクライアントのオンライン状態管理・Skype Name名前空間ディレクトリの分散管理(分散ハッシュテーブルか)・他のSuper Nodeとの連携・音声の中継などを行う。音声の中継は、複数のpathで中継されることもあるようだ。

ライブドアは2004年11月に、Skypeから日本での独占的パートナーシップ契約を獲得した。それ以来Skypeの販売チャネルを担っているようだ。

IP電話網とのゲートウェイがある国では、Skypeに電話番号を割り当てるSkypeIn(Skype以外からSkypeへ電話できる)やSkypeOut(SkypeからSkype以外に電話できる)のサービスが順次開始されている。またIM/チャットや多人数会議、テレビ電話機能もある。現状Skype同士の会話は完全無料であるものの、このSkypeIn/SkypeOutにはチャージされる。ゲートウェイではお金が取られるハズなので、当然である。

2006年 5月には日本の関連企業の団体ができたようだ(SPCJ)が、いまいち盛り上がっていないようにも見える。

さてここまで調べたが、なんと最初の問題「Skypeで Faxは使えるのか?」の直接の答は得られていない。かろうじて
http://www2j.biglobe.ne.jp/~ClearTK/atm_fr/m051008.htm
にて間接的に否定されているだけである。一方で、「persol PBT001(USB-電話コンバーター)」のような製品で使えたという報告はいくつか見つかる。みなし音声によるFAXの利用は、「個人ユースレベルでは」使い物になると考えていいのだろうか。どなたかお教えくださると幸い。

安いので、そのうち買って実験してみるかな。


[*] P2P
IPのしくみが既にPeer to Peerと言うこともできるが…2006年現在の日本ではほぼ「ルーティングやアドレッシングがアプリケーションレイヤで行われているソフト、特にファイル交換で使われる」ぐらいの意味。マスコミ認識は「なんか情報漏洩が起きるヤバいもの、Winnyのこと(最近ではShareってのもあんのか?)」という感じ。

[*] P2Pファイル交換ソフト
Napster(元祖、1999年、インデックスサーバーあり、多くの訴訟により2001年サービス停止、再開後は商用)・Gnutella(インデックスサーバーを持たない元祖)・KaZaA(2003年頃420万同時接続ユーザ、2006年3月の推計で全インターネットトラフィックの1/3、FastTrackネットワーク)Morpheous・BitTorrent(匿名性非重視、2006年5月商用発表)・WinMx・Winny(下記)・eDonkey(2005年にユーザー数でBitTorrent上回る)など。

[*] Winny
47氏(開発者金子氏)、WinMXの後継、Antinny、…。まとめると「2002年5月にβ版が公開された、匿名性を高めたP2Pファイル交換ソフト。2003年8月、Winnyを使って情報を暴露するウィルスが観測される。2003年11月、ACCSの協力もあり京都府警が2人の利用者を著作権侵害の疑いで逮捕したが、その後すぐに2004年3月には京都府警から捜査情報などが流出。その後も北海道警察・愛知県警・岡山県警・愛媛県警などで、Winnyとウィルスによるものと疑われる流出が相次ぐ。利用者をターゲットにすると身内に逮捕者が出るからかどうなのか京都府警は方針転換、2004年5月に開発者を著作権法違反幇助の疑い逮捕した。ユーザー数は2003年8月〜2006年5月であまり変わらず5〜60万前後」。



posted by akko at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月20日

日米携帯電話業界

について。

いや、ぜんぜん分野が違うんですけど。なんで頼むかなー。
とりあえず図だけ。


phone00.gif


でもまぁ、知らないことだったからちょっとおもしろかったかな。





Cingular/シンギュラー,Verizon/ベライゾン,
Sprint Nextel/スプリントネクステル,MCI,WorldCom,O2,Vodafone,
BT Cellnet,T-Mobile,Orange,AT&T,SBC,Bell South,Bell Atlantic,
Bell Nynex,GTE,日本テレコム,鉄道通信,日産,電電公社,国鉄,NTT,
国際電信電話,DDI,日本高速通信TWJ,デジタルツーカー,デジタルホン,
ツーカーホン,J-Phone,Softbank/ソフトバンク,イーアクセス,
イーモバイル,AOL,アッカ,NTT DoCoMo/ドコモ,KDDI,パワードコム,
au,NTT personal/パーソナル,ツーカーセルラー,IDO,アステル,
DDI Pocket/ポケット,東京通信ネットワーク,鷹山/YOZAN,WILLCOM,
平成電電,カーライル,リップルウッド

posted by akko at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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